Mucho ALOHA! メキシコ・サリナクルス サーフキャンプ  Mexico Salina Crus surf camp vol.3

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雨が止んだものの、
波が小さいので、車で1時間くらいのところにある街、サント・ドミンゴ・テワンテペクに行った。

この街は先日の大地震の被災地のひとつ。行くべきか躊躇したものの、ガイドが大丈夫。と教えてくれたので向かうことに。
到着してみると
ここは被災したのか?!と分からないくらい、活気に満ちていた。

お肉屋さん。市場なので測り売り。写真を撮ったら「ちょっと待て!もう一度撮って!」とお願いされたのがこの1枚。陽気なお兄さん達。ちなみに、サランラップなどはつかわず、バナナの巨大な葉を乾かしてその上にお肉を乗せる。

市場に連れて行ってもらったのたが、朝から大賑わい。地元の人たちが、買い物したり、朝ごはん食べたりと
地震が起きたことを、忘れてしまいそうだった。

グロテスクな横顔を見ながら朝ごはんを食べる。このグロテスクと味は正反対。各々の屋台で味が異なりお気に入りの屋台で皆、朝食を楽しむ。

あまりに美味しそうなタコスの屋台がでてたので匂いにつられて、そのまま着席。
リアルメキシカンのタコスは手のひらサイズで小ぶり。そこにお肉を置いてもらい、おいてあるサルサソースを個々で乗せていただくのだが、あまりのおいしさに悶絶。人生で一番美味しいタコスだった。

私がイメージするメキシコはこの花の色。鮮やかでパワフルで素朴。花、食べ物、雑貨。この市場に行けばなんでも揃う。

何より驚かされるのは、街の人々が陽気で明るい。
レンズを向けると撮ってよ!と集まってきたり、目が合うと”オラ!”と笑顔で挨拶してくれる。
道を横切ろうとすると、車を止めていっていいよと笑顔で教えてくれる。
なんてステキな笑顔で溢れてるんだろう。
ここにはAloha ということばはないけれどAlohaの精神がちゃんとある。たくましく生きるライブ感で溢れていた。

そのあと街の中で一番被害が大きかったエリアまで行ってみた。
街にある2つの教会は、古いせいか、かなりダメージが大きく、修復に時間がかかりそうだったが、
全壊はなく少し安心。早く今までどおりの生活に戻りますように。

辛かったろうに。怖かったろうに。それでもまるでそれがなかったかのように笑顔があふれていたのが不思議だった。
いまも余震が続くこのエリア。

ハワイのことわざに
Aia no ke ko a ke au.
潮が流れる方向は様々。
つまり人の人生は様々。流れに逆らわずに身を任せよう。

このことわざ通りだ。その土地の大自然と共に生きる。笑顔と共に。

サント・ドミンゴ・テワンテペク